施術の時に鍼とお灸の使い分けってどうしているの?
こんなご質問をいただきました
鍼とお灸ってどう使い分けてるん?
とご質問いただいたので
いのうえ流の考え方を軽く紹介します
主に鍼はツボ、お灸はツボの流れ
を意識した捉え方をしています。
正式な名前は
ツボ=経穴(けいけつ)
ツボの流れ=経絡(けいらく)
といいます。
経穴には穴性(けっせい)という
経穴独自の性質があり
鍼はそれを考えながらする事が多いです。
穴性だけで穴性学
という学問になってます。
そして経穴は
正経12経(せいけい12けい)
奇経8脈(きけい8みゃく)
というグループ分けをされていて
気が通るルートが経絡です。
合計20のグループに分けられてます
例えるなら【電車】なぜなら・・・
電車に例えると
経穴が駅で
経絡が神戸線とか京都線みたいな線路
だと思っていただいて
正経は長いのでJR
奇経は短いので私鉄
のイメージでしょうか?!
駅でトラブルが起きてるのか
線路や踏切でトラブルが起きているのかを
見極めて何をすればトラブルが解決するのかを考えて施術しているという感じです。
手で施術する時も
基本的には同じ考え方で
痛みの場所だけというより
全体的な流れを
意識しながらやっています
経絡は線路・経穴は駅。じゃあ電車は?
電車は
気・血液・津液(しんえき)
の3つが経絡を巡って
全身を守ったり
栄養を与えたり
命を繋いで行っています
津液が分からないですよね…
津液は身体の中の水分全てだと思ってください。
気って何なの?!と思われた方…
気は色々あるんですが
決してスピリチュアル的な事ではなくて
わかりやすく
空気、気温、電気、天気、気合い、気持ち、気配り
など
漢字に【気】が付くものと思って貰ったら
気も身近に感じて貰えるのではないでしょうか?
これらが良くない状態で身体の中を巡ると色んな所が病気になっていく
というのが東洋医学の考え方ですね
そう、病気になる前から東洋医学はアプローチする考え方がある
というのが素晴らしい所だと思っております(^_-)-☆
まとめ
最初の質問、
鍼とお灸の使い分けってどうしているの?
いのうえ流の考え方は
鍼は経穴の性質である穴性を考えて
お灸は気・血液・津液の流れを良くしたい時によく使っている
です!
少しでも東洋医学が身近に感じられる事を願って書いてみました
いかがでしたでしょうか?